このブログについて

このブログは、自身がJSTQB ALの学習をするにあたって、 シラバスを読み、理解した内容をまとめたものです。

そのため、解釈が異なっていることもあると思いますので、誤りはコメントでご指摘いだければ助かります。

学習はAdvanced Level シラバス概要で定義されている「ビジネス成果」をベースにしています。

なぜ、ビジネス成果をベースにしているかと言いますと、せっかくJSTQB ALの学習をするのであれば、シラバスを単に暗記するのではなく、実務でも活用できるレベルで知識として身につけたいと考えたため、「ビジネス成果を出せる」ことを目的に学習を進めました。

そのために、まずは各ビジネス成果とシラバスの各章に記載されている「学習の目的」がどのように関連しているかを整理しました。

そして、整理した結果をもとに「学習の目的を達成するために必要なことを理解する」といった流れで学習を進めました。

学習内容は同じレベルのテストエンジニア仲間と週に1回集まって各自の理解内容を共有しながら理解を深めていくこと、通勤電車で1時間程度シラバスを読む、ISTQBが公開しているサンプル問題を解く、ことをしました。

上記の学習をTA(テストアナリスト)受験時は3ヶ月弱行ない試驗に挑みました。(まだ結果は出ていません)

結果が発表されて合格することができていれば、この学習方法が正しかったことが少しは言えるかと思います。

その際にはこれから受験される方にブログの内容が有益な情報となれば嬉しいです。

JSTQB AL TM(テストマネージャー)のビジネス成果

Advanced Level テストマネージャーは次のビジネス成果を達成できる。

ビジネス成果

TM1 テスト実施組織のために設定された使命、目標およびテストプロセスを実装することによってテストプロジェクトをマネジメントする。

TM2 リスク特定およびリスク分析をセッションとして編成し、これらのセッションをリードし、各セッションの結果をテスト活動の見積り、計画、モニタリング、コントロールのために活用する。

TM3 組織のポリシーおよびテスト戦略と一貫性のあるテスト計画を策定し実装する。

TM4 テスト活動を継続的にモニタリングしコントロールして、プロジェクト目標を達成する。

TM5 テスト状況を適時、評価し、プロジェクトステークホルダへ報告する。

TM6 テストチーム内のスキルおよびリソースのギャップを特定して、適切な人材調達に参画する。

TM7 テストチーム内の必要なスキルの開発を特定し計画する。

TM8 想定されるコストとメリットの概要を説明し、テスト活動のためのビジネスケースを提案する。

TM9 テストチーム内および他のプロジェクトステークホルダとのコミュニケーションを体系化し確立する。

TM10 プロセス改善の取り組みに参画し、この取り組みを主導する。

JSTQB AL TA(テストアナリスト)のビジネス成果

Advanced Level テストアナリストは次のビジネス成果を達成できる。

ビジネス成果

TA1 使用中のソフトウェア開発ライフサイクルに基づいて、適切なテスト活動を実施する。

TA2 リスク分析によって提供された情報に基づいて、テスト活動の的確な優先順位付けを行う。

TA3 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、テストが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する。(仕様ベース)

TA3 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、テストが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する。(欠陥ベース)

TA3 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、テストが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する。(経験ベース)

TA4 テスト活動に関連する文書化の適切な度合いを提供する。

TA5 実行する機能テストの適切なテストタイプを決定する。

TA6 対象プロジェクトの使用性テストに関する責任を負う。

TA7 作業プロダクト内の代表的な誤りに関する知識を適用して、ステークホルダとの公式および非公式のレビューに効果的に参画する。

TA8 欠陥の分類体系を設計し、実装する。

TA9 効率的なテストプロセスを支援するツールを適用する。

TM-2.2.2 (K2)ソフトウェア開発ライフサイクル活動と成果物がテストに与える影響、およびテストがソフトウェア開発ライフサイクル活動と成果物に与える影響を理解する。

こちらのnoteに記事を移動しました。

TM-2.2.1 (K4)ステークホルダ、状況、およびソフトウェア開発ライフサイクルモデルを含むソフトウェアプロジェクトまたはプログラムのニーズを分析し、最適なテスト活動を識別する。

こちらのnoteに記事を移動しました。

TM2 リスク特定およびリスク分析をセッションとして編成し、これらのセッションをリードし、各セッションの結果をテスト活動の見積り、計画、モニタリング、コントロールのために活用する。

Advanced Level テストマネージャーのビジネス成果とシラバスの学習の目的がどのように対応しているかを示す。

学習の目的

TM-2.2.1 (K4)ステークホルダ、状況、およびソフトウェア開発ライフサイクルモデルを含むソフトウェアプロジェクトまたはプログラムのニーズを分析し、最適なテスト活動を識別する。 

TM-2.2.2 (K2)ソフトウェア開発ライフサイクル活動と成果物がテストに与える影響、およびテストがソフトウェア開発ライフサイクル活動と成果物に与える影響を理解する。

TM-2.2.3 (K2)経験ベースのテストおよび非機能テストに関するテストマネジメントの問題を管理する方法を説明する。

TM-2.3.1 (K2)リスクベースドテストでリスクに対応するさまざまな方法を説明する。 

TM-2.3.2 (K2)プロダクトリスク分析のためのさまざまな技法を、例を示して説明する。 

TM-2.3.3 (K4)プロダクト品質リスクを分析、識別、および評価し、主要なプロジェクトステークホルダの観点に基づいて、リスクとその評価されたリスクレベルの概要を説明する。 

TM-2.3.4 (K2)識別したプロダクト品質リスクを、ライフサイクルとテストプロセス全体を通じて、評価したリスクレベルに応じて、軽減しマネジメントする方法を説明する。 

TM-2.3.5 (K2)テストの選択、テストの優先度付け、および工数の割り当てに関するさまざまなオプションの例を示す。